浜王子跡 はまおうじあと
| 地域 | 東牟婁地域 |
|---|---|
| 所在地 | 新宮市王子町 |
| 指定年月日 | 昭和34年1月8日指定 |
| 指定等区分 | 県指定 |
| 文化財分類 | 史跡 |
| 所有者 | 王子神社 |
解説
中世の熊野御幸では熊野本宮大社への参詣を済ませると、熊野川を舟で下り、熊野速玉大社を訪れ、その後、熊野那智大社へと向かった。その間に五つの王子社の存在が伝えられており、2社が新宮市域に遺る。そのうちの浜王子は、建仁元年（1201年）の『熊野御幸記（くまのごこうき）』にその名が記されていないが、「此道又王子数多御座」とあり、その頃には既に存在したと考えられる。境内は松林に囲まれていたが、昭和21年（1946年）の昭和南海地震の後は住宅地になり、景観がすっかり変わってしまった。
