新宮藺沢浮島植物群落 しんぐういのさわうきしましょくぶつぐんらく
地域 | 東牟婁地域 |
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所在地 | 新宮市浮島 |
指定年月日 | 昭和2年4月8日指定、昭和14年7月31日追加指定、平成15年8月27日追加指定・一部解除 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 天然記念物 |
管理団体 | 新宮市 |
解説
浮島は寒地に多く、暖地では珍しい。この浮島は、全体が鬱蒼とした樹林で覆われており、面積は約50アールで、地面は水を多量に含んで柔らかく、沼沢(しょうたく)中に浮かんでいる。樹木はスギ、ヤマモモ、アカマツなどが多く、他にイヌツゲ、ヤブニッケイ、コバンモチなども見られる。特に注目されるのは、湿帯性シダ類のヤマドリゼンマイと亜熱帯性シダ類のテツホシダが混生していることで、この浮島の変遷を考える上で興味深いことである。