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大峯奥駈道 おおみねおくがけみち

大峯奥駈道1
地域 西牟婁地域
所在地 田辺市、新宮市
指定年月日 平成14年12月19日指定
指定等区分 国指定
文化財分類 史跡
管理団体 田辺市、新宮市

解説

奈良県の霊場である吉野・大峯と熊野三山を南北に結ぶ山岳修行道である。大半は標高1,000メートルを超える険しい尾根道で、周囲には天然林も見られる。8世紀初めから9世紀末には開かれたともいわれており、これを踏破する「奥駈」は、修験道でも最も重視される修行である。12~16世紀において、道の途中に修行場である「宿(しゅく)」と呼ばれる地点が約120か所定められ、17世紀以後は75か所の「靡(なびき)」に整理された。
備崎経塚群(そなえざききょうづかぐん)は大峯奥駈道の最南端である熊野側の登り口に位置し、熊野本宮大社旧社地大斎原(おおゆのはら)の対岸にある備崎に営まれた遺跡で、約68,000平方メートルの範囲に多数の経塚が分布することが、近年の発掘調査で確認された。江戸時代末期には、保安2年(1121年)の刻銘がある日本最大の陶製外容器が出土している。

所在地