粟生のおも講と堂徒式 あおのおもこうとどうとしき
地域 | 有田地域 |
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所在地 | 有田郡有田川町粟生 |
指定年月日 | 平成17年2月21日国指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 無形⺠俗⽂化財 |
所有者 | 粟生のおも講と堂徒式保存会 |
解説
室町時代初期にこの地で村造りをした13軒の家(おも株)により、毎年旧暦1月8日に「おも講」と称し、吉祥寺薬師堂で500年以上受け継がれてきた正月行事である。長い間、村の庄屋や肝煎(きもいり)などは「おも株」の中から出し、講会は村政を評議する場とされてきた。
堂徒式は、「おも講」の人が中心となり、粟生地区の数え年3歳になる男女の幼児が親とともに参り、本尊薬師如来に祈って村入りをする。座衆と3歳児の盃が済むと村人たちも盃を受け、太刀、梅花、牛王紙(ごおうし)を頂いて帰る。牛王紙は竹に挟んで田に立てると虫除けになるといわれている。 (公開時期:旧暦1月8日吉祥寺薬師堂)