旧西本組本社ビル きゅうにしもとぐみほんしゃびる
員数 | 1棟 |
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地域 | 海草地域 |
所在地 | 和歌山市小野町三丁目43 |
時代 | 昭和2年 |
指定年月日 | 平成12年2月15日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 個人 |
解説
西本組(三井住友建設の前身)は幕末の慶応年間から建設業を営み、昭和戦前までに多くの鉄道敷設工事を請け負うなど、国内有数の大手建設業者として知られた。この建物はその本社ビルとして昭和2年(1927年)に建築されたものである。
鉄筋コンクリート造3階建。外壁は2階窓下までは御影石張り、上部はタイル張り。正面玄関には、ギリシャ神殿を思わせるルネサンス様式の石柱とペディメント(破風)があり目を引く。
戦災により周辺は焼け野原となったが、この建物は非常に堅牢に造られたためか、致命的な被害を受けず現在に至っている、貴重な歴史的建造物である。