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和歌山県の古墳を訪ねる2日コース

和歌山市

和歌山県の古墳数は1410基で、全国的にみて特に多いわけではない。その分布状況は、紀ノ川下流域と日高川下流域に多く分布し、南部に行くほど希薄となっている。とりわけ、岩橋千塚古墳群では、800基近い数の古墳がみられ、国内で最大規模の群集墳である。最古の前方後円墳は、日前宮近くの向陽高等学校校庭で発見された全長約28.6mの秋月1号墳で、陸橋部をもつなど弥生時代の墳丘墓の影響がみられる。秋月1号墳から時代が下って、周辺の花山などの岩橋山塊一帯に古墳が造営されるようになる。古墳の規模は、5m~90m程で、畿内中枢部のような巨大古墳は築かれていない。ただし、大阪府岬町に所在する全長200m前後の西陵古墳やミサンザイ古墳は紀氏一族の墓だと推定されている。