切目崎塚穴 きりめざきつかあな
地域 | 日高地域 |
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所在地 | 日高郡印南町島田 |
指定年月日 | 昭和33年4月1日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 史跡 |
所有者 | 個人 |
解説
海抜20メートル余りの海岸段丘上の崎山(さきやま)には、北側の下広芝(しもひろしば)に5基、南側の由留木(ゆるぎ)に16基の合計21基の円墳からなる崎山古墳群が形成されていたが、現在残っているのは14号墳1基のみである。
崎山14号墳(切目崎塚穴)は、直径14メートル、高さ2.5メートルの円墳である。内部主体は南に開口した横穴式石室で、全長約5.6メートル、石室には海岸から運ばれた砂岩質の自然石が用いられ、天井石を持ち送り高く見せる架構(かこう)法をとる。築造年代は6世紀後半と考えられる。