旧戸田家住宅 きゅうとだけじゅうたく
員数 | 6棟 |
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構成要素 | 主屋(しゅおく)、大座敷棟(おおざしきとう)、隠居棟(いんきょとう)、網工場(あみこうば)、西蔵(にしぐら)、東蔵(ひがしぐら) |
地域 | 有田地域 |
所在地 | 有田郡広川町広1347 |
時代 | 大正後期~昭和前期 |
指定年月日 | 平成28年11月29日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 広川町 |
解説
戸田家は、江戸時代から製網業を営み、また現在の長崎県の五島列島に進出するなど、網元として重要な役割を果たした旧家である。製網業は昭和40年代に廃業し、平成26年(2014年)に敷地・建物ともに町有となった。
現在の屋敷構えは、大正後期から昭和前期にかけて整備されたと伝わり、主屋のほか、家業に関わる網工場、接客用の大座敷棟、土蔵等の附属屋など、屋敷を構成する建物全体が庭園とともに良好に保存されている。とりわけ主屋は、木造2階建、瓦葺の、かなり建ちの高い上質な町家建築で、網元にふさわしい堂々とした表構えを見せる。
広(ひろ)地区の歴史を知る上で、また歴史的景観に大きく寄与するものとして、高い価値を持つ。