北海道大学和歌山研究林本館 ほっかいどうだいがくわかやまけんきゅうりんほんかん
員数 | 1棟 |
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地域 | 東牟婁地域 |
所在地 | 東牟婁郡古座川町平井560-1 |
時代 | 昭和2年 |
指定年月日 | 平成25年3月29日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 国立大学法人北海道大学 |
解説
暖帯林の研究・演習の必要性から大正14年(1925年)に開設され、その本館として昭和2年(1927年)に竣工したものである。古座川の支流である平井川に沿った平井集落に位置し、木造2階建、切妻造、鉄板葺で、中央に玄関を設け、両翼に切妻屋根を見せたシンメトリーの洋風建築である。屋根を支える小屋組の構造や下見板張りとする外壁は、当時の北海道帝国大学などの建造物と共通する。設計者は北海道帝国大学営繕課で、図面等の資料も残されている。
山深い平井集落にあって、この大型の洋風建築は異彩を放つとともに、山村の風景に溶け込み、集落の歴史的景観に寄与している。