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那智山青岸渡寺本堂 なちさんせいがんとじほんどう

那智山青岸渡寺本堂1
員数 1棟
構成要素 附指定:厨子1基
地域 東牟婁地域
所在地 東牟婁郡那智勝浦町那智山8
時代 桃山時代
指定年月日 明治37年2月18日指定
指定等区分 国指定
文化財分類 有形文化財(建造物)
所有者 那智山青岸渡寺

解説

那智大滝に出現した観音菩薩を本尊とする寺院として信仰を集め、その本堂は如意輪観音(にょいりんかんのん)を祀るところから「如意輪堂」とも呼ばれている。西国三十三所観音霊場第1番札所(ふだしょ)であり、かつては熊野那智大社と一体であったが、明治時代の神仏分離令により、神社から分離された。
創建以来、再建を重ね、現在の本堂は天正18年(1590年)に豊臣秀吉が弟秀長に命じて建立させたものである。桁行九間、梁間五間、入母屋造、県内では珍しいこけら葺の建物で、正面に一間の向拝(こうはい)が付く。内陣(ないじん)の厨子(ずし)は寛永元年(1624年)の作であり、形態は本堂とよく調和している。外まわりと外陣(げじん)の一部は江戸時代中期に修理を受けている。
正面が九間と大きな仏堂で、外陣は多くの参詣者が入れるよう広く取られているなど、大規模で札所(ふだしょ)建築の特徴をよく表している。

所在地