岩代の結松 いわしろのむすびまつ
地域 | 日高地域 |
---|---|
所在地 | 日高郡みなべ町西岩代字結 |
指定年月日 | 昭和33年4月1日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 史跡 |
所有者 | 個人 |
管理団体 | 西岩代区 |
解説
岩代駅の西北約1キロメートルの国道42号沿い、古代に「牟婁温泉(むろぬくゆ)」と呼ばれた白浜温泉を望むことができる景勝地に、徳富蘇峰の筆になる「有間皇子(ありまのみこ)結松記念碑」がある。有間皇子は孝徳天皇の皇子であったが、斉明天皇4年(658年)に謀反の罪に問われた。牟婁の湯に護送され、中大兄皇子の尋問を受け、帰途藤白坂で処刑されたという。護送される途中、岩代の神に身の平安無事を祈って、岩代の松枝を引き結んで2首の歌を詠んだ地である。