安養寺の自然石板状卒塔婆 あんようじのしぜんせきいたじょうそとば
員数 | 6基 |
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地域 | 日高地域 |
所在地 | 日高郡みなべ町芝 |
時代 | 鎌倉時代 |
指定年月日 | 昭和41年12月9日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 安養寺 |
解説
『紀伊国名所図会』の安養寺の項に「境内より文永十年の古碑(こひ)数基掘出す」とあり、江戸時代から知られていた石造物である。現在の安養寺の西方500メートルの畑地となっている旧安養寺跡から、江戸時代に15、6基一群となって発掘されたようである。6基の板碑は供養碑であり、硬い砂岩の板状自然石が用いられ、1号碑、2号碑に文永10年(1273年)の銘文がある。県内最古の板碑として貴重な石造物である。