高家王子跡 たいえおうじあと
地域 | 日高地域 |
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所在地 | 日高郡日高町萩原1670 |
指定年月日 | 昭和33年4月1日指定、平成27年1月15日追加指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 史跡 |
所有者 | 内原王子神社,萩原区,荊木区,原谷区,高家区,池田区 |
解説
有田から日高へ通じる熊野参詣道は、鹿ヶ瀬(ししがせ)峠を越える難所で、『熊野御幸記(くまのごこうき)』にも峠越えの困難な有様が記されている。石畳の道を下り、更に進むと国道に合流する地点に内原王子(うちはらおうじ)神社があり、この境内が高家王子跡である。萩原(はぎはら)にあるのに高家王子と呼ぶのは、現在の高家・池田・原谷(はらだに)・萩原・荊木(いばらき)に当たる高家荘(たいえのしょう)の総社であったためといわれている。石垣に囲まれた境内は広く、石の瑞垣(みずがき)の中の本殿・拝殿も立派で、往時の様子が偲ばれる。