徳本上人誕生遺跡 とくほんしょうにんたんじょういせき
地域 | 日高地域 |
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所在地 | 日高郡日高町志賀字油尾2556 |
指定年月日 | 昭和33年4月1日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 史跡 |
所有者 | 誕生院 |
解説
徳本上人は浄土宗の僧で、宝暦8年(1758年)に田伏氏の長男として日高郡志賀村に生まれた。念仏行者として日本全国を渡り歩き、「流行神(はやりがみ)」と呼ばれるほどの人気を博した。
誕生院(たんじょういん)は、天保6年(1835年)に徳本上人の生誕地であることを記念し、紀州藩主徳川治宝の後援によって創建されたといわれ、境内には「徳本上人御誕生之地」と刻銘のある記念石碑が建立されている。院内には数少ない上人の画像が所蔵されているほか、上人の名号(みょうごう)塔が建立されており、塔内に上人の遺骨・遺髪が納められている。院内の至る所に、上人の姿が偲ばれる。