長樂寺仏殿 ちょうらくじぶつでん
員数 | 1棟 |
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地域 | 有田地域 |
所在地 | 有田郡有田川町植野348 |
時代 | 桃山時代 |
指定年月日 | 平成3年5月31日指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 長樂寺(長楽寺) |
解説
臨済宗妙心寺派の寺院で、法燈国師心地房無本覚心の隠居所、また廟所(びょうしょ)として、亀山上皇が伽藍を建立したと伝える。現在の仏殿は天正5年(1577年)に前身建物の礎石を用いて再建されたものである。この仏殿は桁行三間、梁間三間、一重裳階(もこし)付、寄棟造、本瓦葺の本格的な禅宗様の仏殿である。中世以来の仏殿の形式を踏襲する一方、架溝(かこう)に時代の変化を示す手法が見られる。桃山時代の数少ない禅宗様の裳階付の仏殿である。