粉河寺童男堂 こかわでらどうなんどう
員数 | 1棟 |
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地域 | 那賀地域 |
所在地 | 紀の川市粉河2787 |
時代 | 江戸時代 |
指定年月日 | 昭和40年4月14日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 粉河寺 |
解説
童男堂は本坊入口の右手に建ち、「粉河寺縁起絵巻」にも登場する千手観音の化身とされる童男大士(どうなんだいし)を祀る。三間四方の正堂(しょうどう)の前方に五間二間の礼堂(らいどう)を設け、奥行一間の合の間を増築し、宝暦5年(1755年)に現状のような屋根に変更したことが、棟札によって分かる。当寺の草創に関わる重要な建物だけに、時代の要請によってその都度改良を加えていったものと考えられる。