絹本著色十六羅漢像 けんぽんちゃくしょくじゅうろくらかんぞう
-
スライダー画像を1枚目に切り替える
-
スライダー画像を2枚目に切り替える
-
スライダー画像を3枚目に切り替える
-
スライダー画像を4枚目に切り替える
-
スライダー画像を5枚目に切り替える
-
スライダー画像を6枚目に切り替える
-
スライダー画像を7枚目に切り替える
-
スライダー画像を8枚目に切り替える
-
スライダー画像を9枚目に切り替える
-
スライダー画像を10枚目に切り替える
-
スライダー画像を11枚目に切り替える
-
スライダー画像を12枚目に切り替える
-
スライダー画像を13枚目に切り替える
-
スライダー画像を14枚目に切り替える
-
スライダー画像を15枚目に切り替える
-
スライダー画像を16枚目に切り替える
-
スライダー画像を17枚目に切り替える
| 員数 | 16幅 |
|---|---|
| 地域 | 有田地域 |
| 所在地 | 有田郡有田川町長田(和歌山県立博物館寄託) |
| 時代 | 南北朝~室町 |
| 指定年月日 | 平成29年3月17日指定 |
| 指定等区分 | 県指定 |
| 種類 | 絵画 |
| 所有者 | 宗教法人浄教寺 |
解説
1幅につき1人の羅漢を描いた十六羅漢像。主に自然景をバックに、岩座や曲禄に坐して持物を執りあるいは印を結び、人物や動物から供養を受ける姿である。謹直な筆線で描かれ、賦彩も控えめであるが、獣毛や袈裟の縫い目などの描写は実に緻密で、肉身や着衣には隈取りによる陰影を施し、裏彩色や裏箔の技法を用いるなど、画面に奥行とめりはりを与えている。その画風から、製作時期は南北朝~室町初期にかけての頃と推測される。羅漢像は中国・唐末五代以降に盛んに描かれるようになるが、その過程でいくつかの図像系統が生じた。本像はそのうち中国・宋代の図像の影響が指摘される系統で、類例に長野・教念寺本と京都・大心院本(13世紀、両者は本来一具)、東京・大倉集古館本(14世紀)などがある。本像は、その中で16幅すべてが完存する唯一の事例である。なお、この系統に見られる、樹木に抱かれ禅定する羅漢については、京都・高山寺所蔵の絹本著色明恵上人像(樹上坐禅像)と近似することから、明恵の十六羅漢とのかかわりが指摘されている。本像が元来、明恵ゆかりの最勝寺に伝来したと考えられる点を踏まえると、本像の制作背景に明恵への意識が存在した可能性もある。