根来寺能面 ねごろじのうめん
| 員数 | 159面 |
|---|---|
| 地域 | 那賀地域 |
| 所在地 | 岩出市根来(和歌山県立博物館、奈良国立博物館、東京国立博物館寄託) |
| 時代 | 室町後期~江戸中期 |
| 指定年月日 | 平成16年3月16日指定 |
| 指定等区分 | 県指定 |
| 種類 | 彫刻 |
| 所有者 | 宗教法人新義真言宗総本山根来寺 |
解説
根来寺は能面159面を所蔵している。これらの能面は、いずれも紀州徳川家8代重倫の寄進によったものである。重倫は羽柴秀吉による天正兵火以降に疲弊した近世根来寺を外護した紀州徳川家の中でも、今日に至る根来寺本堂である大伝法堂である大伝法堂の復興に尽力したことで知られる。能面の寄進は、こうした紀州徳川家と根来寺、中でも重倫公との格別の機縁によったものと考えられる。根来寺に伝存する能面は、演能にかかわるほとんどの種類を網羅しているため、紀州徳川家の式楽の伝統を知ることができる。御三家・紀州徳川家による近世武家所蔵能面の一括所蔵として貴重である。
また本能面群は、室町、桃山時代の古例が含まれるほか、江戸時代初めに活躍した名工である是閑や友閑をはじめとする作者の明らかな面が多く、日本彫刻史においても注目される蔵品である。