﨑山家住宅主屋 さきやまけじゅうたくおもや
員数 | 1棟 |
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地域 | 有田地域 |
所在地 | 有田郡広川町広1311 |
時代 | 明治時代後期/昭和40年頃改修 |
指定年月日 | 令和6年8月15日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 個人 |
解説
旧広村中心部の文化財が集中する地区に所在する、かつての商家の住宅である。﨑山家は代々塩の販売のほか、酒造業や石灰製造業、漁業や農業等広く事業を行っていた。
主屋は明治後期に建設され、2階建、入母屋造、瓦葺で、東西に長い敷地の東端に建つ。正面南寄りを戸口とし、その北側に3連の出格子(でごうし)を設ける。2階の両端には袖壁(そでかべ)を付ける。内部は通り土間の南北に各室を並べ、北西隅に奥座敷を配する。奥座敷は床の間を備え、竿縁(さおぶち)天井を張り長押(なげし)を廻して格式高く造る。
通りに面した主屋の重厚な外観は、旧家の建ち並ぶ当地の歴史的景観を形成している。