上田家住宅 うえだけじゅうたく
員数 | 3棟 |
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構成要素 | 主屋(おもや)、離れ座敷、乾蔵(いぬいぐら) |
地域 | 伊都地域 |
所在地 | 橋本市上田36 |
時代 | 明治後期・昭和初期 |
指定年月日 | 令和4年6月29日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 個人 |
解説
紀の川南岸に所在する、かつて庄屋を務めた上田家の住宅である。
主屋は昭和4年(1929年)頃に建設され、平屋建、入母屋造、瓦葺で、正面中央に玄関を構える伝統的な佇まいである。離れ座敷は明治後期に建設され、平屋建、入母屋造、瓦葺で、良材を吟味し、欄間等の細部の意匠に凝った造りの接客空間である。乾蔵は明治後期に建設され、2階建、切妻造、瓦葺の土蔵である。乾蔵は離れ座敷と共に紀州青石の石垣の上に建ち、屋敷景観を引き締めている。
紀の川沿いの歴史的景観を形成する意匠に優れた近代和風住宅である。