旧堀田茶舗(立石茶屋) きゅうほったちゃほ(たていしちゃや)
員数 | 3棟 |
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構成要素 | 店舗、座敷棟(ざしきとう)、土蔵(どぞう) |
地域 | 有田地域 |
所在地 | 有田郡湯浅町湯浅860-2 |
時代 | 江戸末期・昭和9年 |
指定年月日 | 令和4年10月31日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 湯浅町 |
解説
熊野街道と深専寺(じんせんじ)参道との四ツ辻の北東角地に位置する、かつての茶商である堀田家の店舗兼住宅である。堀田家は明治期から肥料商等を営むとともに、大正期には堀田孫三郎が湯浅町長を務めた。その後、戦後は茶商へ転業した。平成18年(2006年)に湯浅町が建物を公有化し、現在は改修を経て休憩所として活用されている。
店舗は平屋建、切妻造、瓦葺で、江戸時代末期に建設された。外部は軒を漆喰で塗り込め、小さな窓を設ける。内部は通り土間と2室からなり、正面には幅の細い土間を設ける。
座敷棟は店舗背面に接続し、2階建、寄棟造、瓦葺で、昭和9年(1934年)に建設された。銅板張りの外観が特徴的で、内部は各階2室からなり、1階には数寄屋(すきや)風和室、2階には洋室を設ける。
江戸時代末期に建設された商品蔵である土蔵と併せ、四ツ辻の歴史的景観を形成する。