丹生祭 にうまつり
解説
この祭はかつては四つの神社の別々の祭であった。和佐(わさ)の笑(わらい)祭、江川(えがわ)の奴踊り(やっこおどり)、山野(さんや)の雀踊り(すずめおどり)、松瀬(まつせ)の竹馬駆(たけうまかけ)である。和佐の笑い祭は鈴振りを先頭に、12名(旧暦閏年は13名)の桝持(ますもち)が、みかん等を串に刺して入れた一升桝を持ち、宮へ行列する。途中「笑え笑え」と笑い囃(はや)す祭で丹生祭の象徴となっている。また、宮入の途中、江川領の入口で江川組の鬼が山野組(さんやぐみ)・和佐組(わさぐみ)・松瀬組(まつせぐみ)の鬼を出迎える「鬼の出迎え」(3組から見ると「鬼の出会い」)と称する儀式が行われる。全てにわたって古式豊かな祭礼である。公開時期:10月10日丹生神社