はかまかずら自生北限地 はかまかずらじせいほくげんち
地域 | 日高地域 |
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所在地 | 日高郡由良町衣奈 |
指定年月日 | 昭和33年4月1日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 天然記念物 |
所有者 | 由良町 |
解説
ハカマカズラは、沖縄県から和歌山県にかけて分布する亜熱帯性の植物で、本県では紀南の海岸や島で見られ、特にすさみ町の江須崎(えすざき)や田辺市の神島(かしま)などは巨木が多く有名である。
従来、神島が本州の北限地として知られていたが、大正5年(1916年)に湯浅湾内の黒島(くろしま)に大木があることが発見され、北限地が神島から黒島へ北上することとなった。黒島では南斜面に繁殖しており、最大のものは根元で1メートルを超える立派なものである。