東大谷経塚遺跡 ひがしおおたにきょうづかいせき
構成要素 | 附 和鏡 |
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地域 | 有田地域 |
所在地 | 有田郡有田川町東大谷 |
指定年月日 | 昭和43年6月27日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 史跡 |
所有者 | 個人 |
解説
宝篋印塔(ほうきょういんとう)という経塚標識を伴い、その基壇が経巻(きょうかん)の埋納部となっている。その形状は造営当初の姿をよく保ち、後世の移動が認められないことは、県内に数多く発見されている経塚遺跡の中では貴重である。基壇の下に長方形の石材で箱形を作り、その中に経壺(きょうつぼ)と経巻、和鏡(わきょう)が納められていた。
現在、経壺と和鏡が保管されているが、壺は鎌倉時代の古常滑窯(とこなめよう)のもの、鏡は鎌倉時代盛期の松喰鶴(まつくいつる)鏡である。