薬王寺観音堂 やくおうじかんのんどう
員数 | 1棟 |
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構成要素 | 附指定:厨子1基、棟札2枚、棟札1枚 |
地域 | 有田地域 |
所在地 | 有田郡有田川町小川746 |
時代 | 室町時代前期 |
指定年月日 | 昭和19年9月5日指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 薬王寺 |
解説
元は来蓮寺(らいれんじ)と号し、七堂伽藍の大寺であったといわれる。
観音堂は桁行五間、梁間五間、一重、寄棟造、本瓦葺の建物で、文政の修理棟札に「貞和三年」(1347年)とあり、建物の形式・技法からもこの頃と判断される。この建物は柱、隅木(すみぎ)、垂木(たるき)等に前身堂のものと考えられる古材が相当数用いられている。外陣(げじん)を二間としたり、内外陣(ないげじん)の柱筋をずらすなど、県内の他の堂とは異なる構造を持っている。