椒の古墳 はじかみのこふん
| 地域 | 有田地域 |
|---|---|
| 所在地 | 有田市初島町浜字経塚978 |
| 指定年月日 | 昭和33年4月1日指定 |
| 指定等区分 | 県指定 |
| 分類 | 史跡 |
| 所有者 | 有田市 |
解説
有田地方唯一の前方後円墳で、5世紀に造られたものである。現在では後円部だけが保存されているに過ぎない。埋葬主体は、前方後円墳の主軸に沿って、前方部に開口する古式の横穴式石室で、玄室の奥壁に組合式石棺を持つ。
副葬品は、石枕(いしまくら)、前漢代の鏡、甲冑、刀、管玉(くだたま)、装飾金具など多数の遺物が出土している。この中でも蒙古鉢型冑(もうこはちがたかぶと)は日本では極めて珍しい遺物で、大陸文化との関連を知る上で貴重な資料である。