根来寺大師堂 ねごろじだいしどう
員数 | 1棟 |
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構成要素 | 附指定:厨子及び須弥壇 |
地域 | 那賀地域 |
所在地 | 岩出市根来2286 |
時代 | 室町時代前期 |
指定年月日 | 昭和16年5月8日指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 根来寺 |
解説
大塔の西南に建つ。桁行・梁間とも三間、宝形造(ほうぎょうづくり)、本瓦葺の建物である。内部の後方に寄せて来迎柱(らいごうばしら)を立て、仏壇を構え、春日厨子(かすがずし)に弘法大師像を安置する。小規模で簡素な堂で建築年代を明らかにする資料は確認されていないが、長く延びた舟肘木(ふなひじき)の形式等は室町時代中期の特色を示している。大塔とともに天正の兵火を免れた数少ない建物である。