陵山古墳 みささぎやまこふん
地域 | 伊都地域 |
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所在地 | 橋本市古佐田 |
指定年月日 | 昭和43年4月16日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 史跡 |
所有者 | 橋本市 |
解説
紀の川の北岸、南に張り出す標高120メートルの丘陵先端に位置する。古墳は円墳で墳丘の直径46メートル、高さ6メートル、周濠(しゅうごう)幅6メートル、外堤(がいてい)幅4メートル、墳丘は外表施設として葺石(ふきいし)・埴輪を備える。
発掘調査は明治30年(1897年)頃に行われ、横穴式石室は細長い特異な構造を持つことが分かったほか、金銅製冑片をはじめ、多数の鉄製武器類、須恵器、土師器などの遺物が出土した。しかし、これらの記録は残されていないため、詳細については不明である。その構造から5世紀後半に築かれたものと考えられる。