鷹の巣 たかのす
地域 | 海草地域 |
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所在地 | 和歌山市雑賀崎 |
指定年月日 | 昭和34年4月23日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 天然記念物 |
所有者 | 和歌山市 |
解説
雑賀崎(さいかざき)の南西部岬端の断崖絶壁を「鷹の巣」と呼んでいる。直立した絶壁の高さは50メートルで、「青石」と呼ばれる緑泥片岩(りょくでいへんがん)からなる。鷹がこのような絶壁の岩穴に巣を作るので「鷹の巣」と名付けられたという。緑泥片岩は他に四国・九州方面に分布しているが、このように海岸に露出し、雄大で豪壮な景観を形成しているものは珍しい。その下の洞窟は、織田信長に敗れた本願寺の教如が隠れた場所とされており、「上人の窟(しょうにんのいわや)」と呼ばれている。