用語集
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逆修墓【ぎゃくしゅぼ】
生前に死後の冥福を祈って建てる墓。
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凝灰岩【ぎょうかいがん】
火山灰などが固結した岩石。
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行場【ぎょうば】
修験道などの修行を行う場所。
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擬洋風建築【ぎようふうけんちく】
明治時代初期の洋風建築で、江戸時代から続く日本の建設技術を基に造り上げたもの。本式の西洋建築ではないという意味で「擬」が冠されるが、近年では当時の職人たちの創造力や工夫が表れた建築として評価が高まっている。
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切妻造【きりづまづくり】
棟から両側に屋根を造ったもの。両端には三角形の「妻」が出来る。
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供奉【ぐぶ】
主人の外出時にお供として従うこと。
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熊野九十九王子【くまのくじゅうくおうじ】
京都から熊野三山に至る参詣道である紀伊路(広義の紀伊路)沿いに勧請されて祀られた無数の熊野の御子神を総称したもの。「九十九」は必ずしも実数(99か所)を指してはおらず、時代により数は増減した。
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熊野御幸【くまのごこう】
上皇・法皇による熊野詣。平安時代中期・延喜7年(908年)の宇多法皇に始まり、鎌倉時代中期・弘安4年(1281年)の亀山上皇までの374年間にわたって行われた。
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熊野御幸記【くまのごこうき】
建仁元年(1201年)10月の後鳥羽上皇による熊野御幸に随行した藤原定家の旅行記。熊野詣に関する代表的な史料であり、原本(東京都中央区・三井記念美術館蔵)は国宝に指定されている。
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熊野三所権現【くまのさんしょごんげん】
熊野三山(熊野本宮大社・熊野速玉大社・熊野那智大社)のそれぞれの主祭神の総称。