用語集
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方丈【ほうじょう】
寺院の本堂・客殿・住職の居住空間を兼ねる建物。禅宗寺院に多く見られる。
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奉幣【ほうへい】
神前に参拝して幣帛(供物)を献上すること。
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鳳輦【ほうれん】
屋根の上に鳳凰の飾りがある輿(乗り物)。本来は天皇が即位式・大嘗祭などの重要な儀式に用いるものを指すが、現在ではもっぱら屋根に鳳凰の飾りがある神輿を指す。原義は「鳳凰の飾りのある天子の車」。
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墨書【ぼくしょ】
墨で部材に書かれた文字。また、墨のみを用いて描かれた絵画。
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発願【ほつがん】
神仏に祈願すること。
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梵音具【ぼんおんぐ】
打ち鳴らして音を出す仏具。
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本地垂迹説【ほんじすいじゃくせつ】
日本固有の神は仏が人々を救済するために現れた仮(権)の姿であるとする考え方。例えば、熊野本宮大社の主祭神・家津御子大神は阿弥陀如来、熊野速玉大社の主祭神・熊野速玉大神は薬師如来、熊野那智大社の主祭神・夫須美大神は千手観音と同体であるとされた。
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梵鐘【ぼんしょう】
寺院の鐘楼に吊り下げ、撞木(しゅもく)で撞き鳴らす仏教法具。釣鐘。仏事・法会などのために用いるほか、時刻を知らせるためにも用いられた。
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本陣【ほんじん】
江戸時代の宿場などに設けられ、大名・公家・幕府役人などの身分の高い者が宿泊・休憩した旅館。地元の有力者である庄屋などの屋敷が本陣として指定され、一般の旅館(旅籠)とは異なり、庶民の利用は認められていなかった。