用語集
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檜皮葺【ひわだぶき】
屋根の施工方法の一つ。剥いたヒノキの樹皮を用い、大きさを整えたものを何枚も重ねて竹釘で打つ。屋根としては最高級の造りである。通常、25~30年周期で葺き替える必要がある。
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文化財保護法【ぶんかざいほごほう】
日本の文化財保護に関する基本法。昭和24年(1949年)の法隆寺金堂の火災により、法隆寺金堂壁画が焼損したことを契機に、昭和25年(1950年)に制定された。有形文化財・無形文化財・民俗文化財・記念物・重要伝統的建造物群・埋蔵文化財・重要文化的景観・文化財保存技術を保護の対象としている。
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文化的景観【ぶんかてきけいかん】
平成4年(1992年)の第16回世界遺産委員会で採択された概念。人間が自然環境に働きかけて作り上げた景観。
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文人墨客【ぶんじんぼっかく】
詩歌を詠む人や書画を描く文化人。
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宝形造【ほうぎょうづくり】
寄棟造のうち四面対称で、棟がないもの。屋根を四方に葺き下す。方形造とも書く。
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方丈【ほうじょう】
寺院の本堂・客殿・住職の居住空間を兼ねる建物。禅宗寺院に多く見られる。
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奉幣【ほうへい】
神前に参拝して幣帛(供物)を献上すること。
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鳳輦【ほうれん】
屋根の上に鳳凰の飾りがある輿(乗り物)。本来は天皇が即位式・大嘗祭などの重要な儀式に用いるものを指すが、現在ではもっぱら屋根に鳳凰の飾りがある神輿を指す。原義は「鳳凰の飾りのある天子の車」。
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墨書【ぼくしょ】
墨で部材に書かれた文字。また、墨のみを用いて描かれた絵画。
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発願【ほつがん】
神仏に祈願すること。