用語集
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定朝様【じょうちょうよう】
11世紀に活躍した仏師定朝を祖とする彫刻様式。平安時代末期に至るまで100年以上にわたって支配的な様式となった。定朝の作である平等院鳳凰堂の阿弥陀如来坐像を規範とし、衣の彫りや身体の肉どりが薄く、穏やかで優美な印象を持つ。
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浄土信仰【じょうどしんこう】
仏・菩薩の支配する浄土の世界にあこがれる信仰。
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素木【しらき】
漆などを塗っていない素地のままの木。
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四六駢儷体【しろくべんれいたい】
漢文の文体の一つ。対句を用いて調子を整えた文体で、4字の句と6字の句を基本とすることからこの名がある。
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宸翰【しんかん】
天皇自筆の文書。
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神社合祀【じんじゃごうし】
神社の数を減らすことを目的として、明治政府により進められた政策で、ある神社の祭神を他の神社で一緒に祀ること(一つの神社に複数の祭神が祀られている状態)。
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浸食【しんしょく】
雨水・風などが地表の岩石や土壌を削り取る作用。
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心柱【しんばしら】
堂塔などの建物の中心に立てる大きな柱。
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神仏分離【しんぶつぶんり】
奈良時代から続いてきた神仏習合の慣習を禁止して、神道と仏教とをはっきり区別させること。明治政府によって神仏分離令(神仏判然令)と総称される一連の通達が発せられ、一時的に廃仏毀釈運動が起こった。
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新仏【しんぼとけ】
死後最初に迎える盆(新盆)で祀られる死者の霊。