薬師堂厨子 やくしどうずし
員数 | 1基 |
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地域 | 伊都地域 |
所在地 | 伊都郡かつらぎ町御所 |
時代 | 室町時代 |
指定年月日 | 昭和40年9月20日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 御所区 |
解説
寺の沿革は明らかでないが、本堂は19世紀前期に建てられた三間堂(さんげんどう)で、来迎柱(らいごうばしら)2本と厨子だけが古く、この厨子を納めるために建てられたものと考えられる。厨子は内陣の来迎柱の間いっぱいに造り付けられたもので、向唐破風造(むかいからはふづくり)の屋根を掛ける。建築年代を示す資料はないが、様式から室町時代前期と考えられる。建築彫刻は見事で彩色や金具もよく残り、中世の技法を伝える良質な厨子である。