槇尾山明神社 まきおやまみょうじんしゃ
員数 | 2棟 |
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構成要素 | 本殿(ほんでん)、摂社弁財天社本殿(せっしゃべんざいてんしゃほんでん) |
地域 | 伊都地域 |
所在地 | 伊都郡九度山町九度山619-14 |
時代 | 江戸後期 |
指定年月日 | 令和3年6月24日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 槇尾山明神社明神会 |
解説
槇尾山の西斜面に並び建つ、九度山(くどやま)地区の産土(うぶすな)神社である。本殿、摂社本殿ともに、一間社春日造(いっけんしゃかすがづくり)、銅板葺(元は檜皮葺(ひわだぶき))で、明和2年(1765年)に再建された。社殿は地元の「槇尾山明神会」によって管理され、現在に至るまで良好な姿で保存されてきた。平成17年(2005年)には、明神会が募った寄付金により修理が行われた。
社殿は正側面に縁(えん)を廻し、脇障子を建て、浜床を設ける。身舎(もや)と庇(ひさし)は海老虹梁(えびこうりょう)で繋ぎ、正面は板唐戸(いたからど)を建てる。また、要所に極彩色と丹塗(たんぬり)を施す。いずれも大型の社殿で、本殿の間口は2メートルを超える。