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笹野家住宅 ささのけじゅうたく

笹野家住宅1
員数 4棟
構成要素 主屋(しゅおく)、離座敷(はなれざしき)、土蔵(どぞう)、表門(おもてもん)及び塀(へい)
地域 日高地域
所在地 御坊市薗731
時代 明治前期・昭和前期
指定年月日 平成30年5月10日登録
指定等区分 国登録
文化財分類 有形文化財(建造物)
所有者 個人

解説

御坊の産土神として篤い信仰を集める小竹八幡神社から東へ約150メートルの位置にある。笹野家はかつて御坊市に隣接する印南町稲原で酒造業を営んでいたが、安政元年(1854年)に発生した安政の大地震で被害を受け、その後、大正期に現在地へ移ってきたという。現在の屋敷構えは大正末年から5年ほどかけて建設されたと伝わり、昭和前期の竣工と見られる。この時、主屋、土蔵、表門及び塀を新築し、離座敷は印南から移築した。
主屋は、敷地中央に北を正面として建ち、木造、2階建、瓦葺で、建築面積は282平方メートルである。全体を和風の意匠でまとめつつ、玄関脇の応接間の洋風意匠や2階座敷の奇抜な床の間廻りの構成、廊下を巧みに配置した平面計画など、近代的な手法を多く取り入れている。台所などを除き全体的に改造が少なく、保存状態も良い。
離座敷は、木造、平屋建、瓦葺で、建築面積は80平方メートルである。良材を用い、落ち着いた意匠でまとめる。通りに面して建つ土蔵、表門及び塀は、いずれも細部まで丁寧に作られた質の高い建築である。
笹野家住宅は、主屋をはじめ昭和前期に建設された屋敷地全体が良好に保存され、御坊における上質な近代和風住宅の一つとして高い価値を有する。格調高い表構えは、御坊の歴史的景観に大きく寄与するものである。