前田家住宅 まえだけじゅうたく
員数 | 4棟 |
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構成要素 | 主屋(しゅおく)、中書院(なかしょいん)、新書院(しんしょいん)、土蔵(どぞう) |
地域 | 伊都地域 |
所在地 | 橋本市高野口町名倉392-1 |
時代 | 江戸時代後期~大正時代 |
指定年月日 | 平成16年7月23日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 個人 |
解説
大和街道に面する、古くから薬種(やくしゅ)問屋・両替商などを営んでいた商家。敷地の東側は昭和30年(1950年)の道路拡幅の際に大きく削り取られ、その際、新書院を現在の位置に移築した。主屋はつし2階建、入母屋造、桟瓦葺。2階には1か所の虫籠(むしこ)窓を持ち、土間上の屋根には煙出(けむりだ)しを設けている。この建物は江戸期の雰囲気をよく遺す貴重なものである。中書院は明治中後期頃、土蔵は江戸時代末期から明治初期にかけての建築と見られ、新書院は大正5年(1916年)の完成である。