根来寺 ねごろじ
員数 | 6棟 |
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構成要素 | 大伝法堂(だいでんぽうどう)、光明真言殿(こうみょうしんごんでん)、大門(だいもん)、不動堂(ふどうどう)、行者堂(ぎょうじゃどう)、聖天堂(しょうてんどう) 附指定:棟札2枚、板札4枚、厨子1基、板札4枚 |
地域 | 那賀地域 |
所在地 | 岩出市根来2286 |
時代 | 江戸時代中期~末期 |
指定年月日 | 令和元年9月30日指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 新義真言宗総本山根来寺 |
解説
平安時代末期に高野山上に創建された大伝法院(だいでんぽういん)に起源を持つ。正応元年(1288年)、根来に移転して大寺院に発展したが、天正13年(1585年)の羽柴秀吉による紀州攻めにより、大塔や大師堂等を残し大半が焼失。その後、江戸時代を通じて復興が進められた。
大伝法堂は根来寺の中心施設で県内屈指の大規模仏堂である。巨大な本尊を安置し、広大な内部空間を持つ。光明真言殿は、紀伊徳川家の支援により建立された住宅風意匠の上質な仏堂。大門は規模雄大な二階二重門である。
中世の盛期伽藍を目指した江戸時代の復興の歴史を伝える建物群として価値が高い。