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オオダイガハラサンショウウオ おおだいがはらさんしょううお

オオダイガハラサンショウウオ1
所在地 地域を定めない(生息地:県内一円)
指定年月日 平成30年9月26日指定
指定等区分 県指定
文化財分類 天然記念物

解説

サンショウウオ科に属する。紀伊半島の固有種で、和歌山県、三重県及び奈良県のみに分布し、学術的な価値が高い。
県内では高野山や護摩壇山、白馬山、果無山脈、大塔山などの山地に分布している。
全長15cm程度で体色は濃紫色をしている。普段は河川源流域周辺の林床(森林の地表面)で生活するが、2~4月の繁殖期には水中に集まり、1対のバナナ型の卵嚢(らんのう。卵を包む袋状の膜)を産む。5月以降に孵化した幼生は多くが水中で越冬し、翌年以降に変態して上陸する。上陸した幼体は数年かけて成体になる。主に昆虫やミミズ類などを食べる。
森林の皆伐による乾燥化や開発により減少しているとされ、生息環境の保全を図る必要がある。
なお、種の保存法における特定第二種国内希少野生動植物種にも選定されている。