稱念寺 しょうねんじ
員数 | 2棟 |
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構成要素 | 本堂、山門 |
地域 | 海草地域 |
所在地 | 和歌山市加太1346 |
時代 | 江戸時代後期~末期 |
指定年月日 | 平成29年6月28日登録 |
指定等区分 | 国登録 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 稱念寺 |
解説
加太の中心部に位置する西山浄土宗(せいざんじょうどしゅう)の寺院である。
本堂は入母屋造本瓦葺の七間堂で正面に三間の向拝(こうはい)が付く。かつて和歌山城下の新中通(しんなかどおり)にあった真光寺の本堂を、明治40年(1907年)に移築したもので、当初の建築年は寛政7年(1795年)と伝える。身舎(もや)柱は円柱、庇(ひさし)柱は角柱で、内陣は華麗に彫刻や漆、彩色で荘厳(しょうごん)されている。
山門は、一間一戸、四脚門(しきゃくもん)、切妻造本瓦葺、両脇に小屋根を付けた潜戸(くぐりど)が付く。江戸時代末期に建設されたものと見られ、質の高い総欅(けやき)造の門である。