利生護国寺本堂 りしょうごこくじほんどう
員数 | 1棟 |
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地域 | 伊都地域 |
所在地 | 橋本市隅田町下兵庫732 |
時代 | 室町時代前期 |
指定年月日 | 昭和40年5月29日指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 利生護国寺 |
解説
寺伝によると、行基が勅命を受け畿内に造った四十九院のうちの一つといわれている。本堂の建築年代は明らかでないが、南北朝時代に兵火で焼失し、天授年間(1375年~1389年)に再建されたものといわれている。本堂は桁行五間、梁間四間、寄棟造、本瓦葺の建物で、前一間通りを外陣(げじん)、後ろ三間の中央を内陣(ないじん)、内陣左右一間を脇陣(わきじん)とする。この本堂は中世の本堂として標準的な規模で、大和の影響を受けた構造と形式を持つやや簡素な堂である。