木ノ本八幡神社本殿 きのもとはちまんじんじゃほんでん
員数 | 1棟 |
---|---|
地域 | 海草地域 |
所在地 | 和歌山市西庄1 |
時代 | 江戸時代 |
指定年月日 | 昭和49年12月9日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 木本八幡宮 |
解説
旧西庄(にしのしょう)村の産土神(うぶすながみ)であり、社伝では応神天皇によって創建されたという。社殿の創建については明らかでないが、天正13年(1585年)の兵火で焼失した社殿を、元和4年(1618年)に再建したのが現在の本殿で、蟇股(かえるまた)や脇障子(わきしょうじ)の彫刻に元和5年(1619年)の墨書(ぼくしょ)がある。
三間社流造(さんげんしゃながれづくり)、檜皮葺(ひわだぶき)の建物で、全体として桃山時代の様式を踏襲しており、彫刻や木鼻(きばな)などの形もよく整っている。また、建立当初の建築部材もよく残され、基準作例となる建物である。