那智山青岸渡寺境内(熊野三山) なちさんせいがんとじけいだい(くまのさんざん)
地域 | 東牟婁地域 |
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所在地 | 東牟婁郡那智勝浦町那智山8 |
指定年月日 | 平成12年11月2日指定、平成14年12月19日分離・追加指定・名称変更 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 史跡 |
所有者 | 那智山青岸渡寺 |
解説
青岸渡寺は那智の如意輪堂(にょいりんどう)として知られ、西国三十三所観音巡礼の第1番札所(ふだしょ)として、全国的な信仰を集めてきた。創建は、インドから熊野に漂着した僧が、那智大滝で観音菩薩を感得したことに始まり、後に大和国から僧が来て、如意輪観音像を彫刻し本尊としたと伝えられる。明治の神仏分離令以前は、熊野那智大社と一体で推移してきた寺院で、宗教施設における神仏習合の形態を良く保っている。