道成寺三重塔 どうじょうじさんじゅうのとう
員数 | 1基 |
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地域 | 日高地域 |
所在地 | 日高郡日高川町鐘巻1738 |
時代 | 江戸時代 |
指定年月日 | 昭和46年3月22日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 道成寺 |
解説
宝暦2年(1752年)に当時の住持盛寛が塔婆(とうば)の再建を企て、檀徒と図って資を募り、宝暦13年(1763年)に地元の大工藤兵衛の手により完成した塔で、古代伽藍の塔跡に再建されたものと推定される。
各重とも和様三手先組物(わようみてさきくみもの)で、軒は一・二重が二軒繁垂木(ふたのきしげだるき)、三重が二軒扇垂木(おおぎだるき)となる。全体に均衡が取れ、うまくまとめられている地元工匠の労作である。また、この塔は県内唯一の三重塔としても貴重である。