立神の雨乞踊り たてがみのあまごいおどり
地域 | 海草地域 |
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所在地 | 海南市下津町引尾 |
指定年月日 | 昭和63年4月20日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 無形⺠俗⽂化財 |
所有者 | 立神の雨乞踊保存会 |
解説
この雨乞踊りは、江戸時代から興(おき)・百垣内(ももがいと)・引尾(ひきお)・笠畑(かさばた)の4地区の氏子が伝えてきたもので、『紀伊国名所図会』に「雩祭踊(あまごひをどり)」として記載がある。踊りに当たっては、各地区ごとに練習を兼ねて1週間の願を掛ける。その間、神官は精進潔斎(けっさい)して神前に祈願する。満願の日に行列をつくって立神社(たてがみしゃ)の境内に繰り込み、音頭と笛、太鼓に合わせて踊りがあり、次に新発意(しんぼち)の口上が述べられ踊りに入っていく。「笠踊り」、「入葉(いりは)踊り」、「立神(たてがみ)踊り」、「お庭踊り」、「雨乞踊り」などが境内いっぱいに行われる。(公開時期:8月12日立神社(たてがみしゃ))