長保寺鎮守堂 ちょうほうじちんじゅどう
員数 | 1棟 |
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地域 | 海草地域 |
所在地 | 海南市下津町上689 |
時代 | 鎌倉時代後期 |
指定年月日 | 大正3年4月17日指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 長保寺 |
解説
一間社流造(いっけんしゃながれづくり)、檜皮葺(ひわだぶき)の小さな社殿である。かつては鎮守八幡宮あるいは八幡社と呼ばれ、寺伝では永仁3年(1295年)建築とされている。内陣の蟇股(かえるまた)は極めて古式である。妻は虹梁大瓶束(こうりょうたいへいづか)で、渦巻き絵様(えよう)の珍しい笈型(おいがた)を付けている。組物(くみもの)は和様であるが、背の低い実肘木(さねひじき)を用い、肘木(ひじき)に笹繰(ささぐ)りを取るなど、折衷様式の新風を発揮している。