石造宝篋印塔 せきぞうほうきょういんとう
員数 | 1基 |
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地域 | 海草地域 |
所在地 | 海南市下津町橘本 |
時代 | 鎌倉時代 |
指定年月日 | 昭和44年7月14日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 地蔵峰寺 |
解説
熊野参詣道の藤白(ふじしろ)峠の頂上、地蔵峰寺の旧境内であった民家の庭先にある。塔は総高が3.8メートル、緑色の石と赤みがかった石を交互に用いて組み立てられている。笠部が高大で基礎が低平な形式、塔身の種子を月輪(がちりん)いっぱいに大きく表しているところなど、鎌倉時代末期の宝篋印塔の様式を示している。元亨2年(1322年)建立の那智山青岸渡寺宝篋印塔に劣らない優れた塔である。