天満神社本殿 てんまんじんじゃほんでん
員数 | 1棟 |
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構成要素 | 附指定:棟札8枚 |
地域 | 海草地域 |
所在地 | 和歌山市和歌浦西二丁目1-24 |
時代 | 桃山時代 |
指定年月日 | 大正5年5月24日指定 |
指定等区分 | 国指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 天満神社 |
解説
和歌浦の天神山(てんじんやま)の中腹にあり、菅原道真を祀っている。現在の社殿は、天正13年(1585年)の羽柴秀吉の兵火による焼失の後、慶長11年(1606年)に藩主浅野幸長によって再建された。本殿は桁行五間、梁間二間、入母屋造、檜皮葺(ひわだぶき)の建物で、正面に千鳥破風(ちどりはふ)と三間の向拝(こうはい)が付く。本殿は極彩色を施し、周囲には動物、植物、波などの彫刻のある蟇股(かえるまた)がついている。装飾が優麗で、彩色や金具で飾り桃山時代の特徴をよく表した建物である。大工は後に江戸幕府御大工を務めた平内政信(へいのうちまさのぶ)があたった。