旧名手宿本陣 きゅうなてじゅくほんじん
地域 | 那賀地域 |
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所在地 | 紀の川市名手市場641 |
指定年月日 | 昭和45年4月2日指定 |
指定等区分 | 国指定 |
分類 | 史跡 |
所有者 | 紀の川市 |
解説
大和街道の小高くなったところで市場の性格を持つ村落が形成され、市場村(いちばむら)として発達していった。
妹背(いもせ)家は市場村の富豪で、徳川頼宣(よりのぶ)が入国後、半農半士の地士(じし)に加えられ、その後、名手庄大庄屋(おおじょうや)となり、代々大庄屋を務めることとなった。この妹背家の屋敷が、藩主の鷹狩や参勤交代などの際に休息や宿泊に利用されたので、本陣と呼ばれるようになった。約940坪の敷地に重要文化財の主屋と米蔵・南倉が建ち、主屋の北側に土塀(どべい)を挟んで旧奉行組詰所(旧名手役所)跡がある。