西田中神社 にしたなかじんじゃ
員数 | 2棟 |
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構成要素 | 羊宮神社本殿(ひつじのみやじんじゃほんでん)、八幡神社本殿(はちまんじんじゃほんでん) |
地域 | 那賀地域 |
所在地 | 紀の川市中井阪353 |
時代 | (羊宮神社本殿)室町時代,(八幡神社本殿)江戸時代 |
指定年月日 | 昭和48年5月16日指定 |
指定等区分 | 県指定 |
文化財分類 | 有形文化財(建造物) |
所有者 | 西田中神社 |
解説
戦前までは羊宮(ひつじのみや)神社と呼ばれ、戦後、八幡神社他の2社を合祀した。並立する2棟の本殿のうち、向かって左の羊宮神社本殿は一間社隅木入春日造(いっけんしゃすみぎいりかすがづくり)、檜皮葺(ひわだぶき)の建物で、隅木を斜めに納めた特殊な構造を持ち、細部の手法から室町時代末期の造営と考えられる。右の八幡神社本殿は二間社流造(にけんしゃながれづくり)の檜皮葺の建物である。高欄(こうらん)の擬宝珠(ぎぼし)に寛永12年(1635年)の刻銘があり、建物の細部の手法からもこの頃の建立と考えられる。